
目次
1.原因不明の腰痛!?2.筆者の腰痛経験談
3.心因性腰痛のメカニズム
4.心因性腰痛の対処法
原因不明の腰痛!?
腰を痛めないよう、普段から激しい運動を避けたり、重い物を運ばないようにしたりと十分気をつけているのにーーある日急に腰痛になってしまった!
あまりの痛さに急いで整骨院に見てもらっても、あれ?全く問題なし?
動くのも辛いのに……何でだろう?
おかしな病気になってしまったのかな……
こういった経験、ありますか?
筆者の腰痛経験談
私もかつて、このような原因不明な腰痛に襲われたことがあります。 いつものようにデスクワークをしていましたが、軽く姿勢を整えた際に急に腰が痛み始めました。

激痛という程ではなく、時折「ズキッ!」とジワジワ響くような痛みでした。
普段から体力仕事もあまりせず、ほぼ毎日定時で帰宅出来ていたので、働き過ぎということはありませんでした。
心当たりがなく、戸惑っていたのを覚えています。
しかも腰痛なはずなのに姿勢はさほど関係無く、仰向けに寝て動かずにいても「ズキズキ」と痛みました。
うんうんと唸りながら、何故こうなってしまったのかとあれこれ思い巡らしました。
そこで、自分が当時抱えていた最大の課題ーー人間関係の悩みが脳内をよぎりました。

当時、その人間関係の問題はすぐに解決出来るような事態ではありませんでした。
かれこれ半年以上悩み続けていたもので、心はぼろぼろになり、精神的に限界が来ていてぼーっとする日が続いていました。
ひどい場合は、急に涙がを出てくることもある程で、今思えば鬱っぽい症状もありました。
これが腰痛の原因となるのはあり得ないと思っていましたが、一応ということで調べてみたところーー
自分は「心因性腰痛」だということが分かったのです。
心因性腰痛のメカニズム
「心因性腰痛」というのは、その名の通り心の問題やストレスからくる腰痛です。

リラックス出来ない日々が続いたり、大きなショックで中々立ち直れないことがあったりすると、自律神経が乱れ痛みを起こすことがあります。
これは筋肉が緊張し、血行が悪くなるからだと言われています。
特に交感神経が優位になってしまうと、痛みを緩和させるドーパミンの量が減り、些細な痛みでさえも強く感じてしまうのです。
身体を痛めた覚えが無いのに腰痛が発症し、病院で見てもらっても原因が分からない場合は、「心因性腰痛」を疑ってみて下さい。
実際、3ヶ月以上続く原因不明の腰痛の多くが「心因性腰痛」だと言われています。
心因性腰痛の対処法
「ストレスを緩和すること」
これが心因性腰痛を和らげる一番の方法です。
鎮痛剤で痛みを緩和する手もありますが、根本的に解決する為には、やはりストレスとなる大元を見つけることです。

悩みや、何か嫌なことがあったのではないか。
泣きやすくなったり、ぼーっとしやすくなったりしているか。
食欲がなくなったり、眠れない日が続いたりしているのではないか。
生活の一つ一つを見直してみましょう。
そして焦りは禁物です!
元々ストレスによる腰痛なのですから、焦ったり過剰に心配したりしてストレスを増やしてしまうと、更に悪化してしまいます。
悪化した痛みが更にストレスに……といった悪循環に陥りがちなので、原因を見つけたら「大丈夫、きっとなんとかなる」と自分に言い聞かせ、冷静に対処しましょう。
週末は仕事のことを考えずに徹底的にリラックスしたり。
簡単な運動、ストレッチをしたり。
天気の良い日は外に出て日を浴び、散歩したり。
落ち着けるハーブティーを飲んだり、アロマスチーマーを使ってみたりしても良いかもしれませんね!

そして周りの人の理解を得るのも大事です。
悩みは決してため込まずに、家族や友人に相談してみましょう。
私もその後、問題が解決するにつれていつの間にか腰痛も無くなっていました。
まさに「ストレスは万病のもと」ですね!
皮肉なことに、私達は今「ストレス社会」とも言われている現代に生きています。

避けられない環境だからこそ、上手に向き合って、生き抜けていけるようにしたいものです。
この記事を書いた人:
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「軽快生活」サイト編集者。
過敏な体質と戦ってきた経験を元に記事を執筆しております。
日中バイリンガルとして育ち、普段は翻訳・通訳のお仕事もしています。